賞状筆耕は綺麗にかけるだけではダメ

私はかつて筆ペン教室に通っていたのですが、そこの教室の先生から筆耕求人を紹介していただくことができました。

私はこの求人の内容についてよくわからなかったのですが、私たちの身の回りの賞状を書くことが仕事なのはとても素晴らしいと考えました。そこで、先生にアルバイトを受けることを依頼しました。

私は筆耕のアルバイトを始めてから文字を書くことに対して関心を持つようになりました。やはり賞状を書くためにはきれいな文字なのはもちろんですが、力強さやしなやかさも重要だと思っています。

筆耕は日本の伝統文化だと考えていますから、今後もしっかりとこの文化を伝えてゆかなければいけないと考えています。筆耕は大きな趣味となっています。

なお筆耕の仕事で食べていくには、まず最初は字の形を覚えるということです。

先生方が書かれた封筒や席札、あんどんなどの校正をしながら、家ではそのノートに漢和辞書の裏表紙に出ている漢字を一つずつ書いていくのです。

辞書通り明朝体で書いていきます。まずは自分が勝手に癖で書いている間違った字を修正することが目的です。そのあとは人に見てもらう場所に字を書くようにします。

書いて、丸めて捨てるもの10枚に練習するよりも、人に見ていただくもの1枚に一生懸命に書く方が練習になります。振り込み用紙の住所氏名さえ全部筆字にします。

何よりも、筆耕で求人で一番大切なのは「この仕事をしていくんだ」という心構えじゃないかと思います。いい加減な気持ではできないのです。

よく新聞などの広告欄に「きれいで知的な仕事、あなたの余暇を使って賞状を書きませんか」などと通信教育の宣伝が出ています。

でも、数百枚~千枚の封筒を書くのは、重労働です。締め切りの期限は死守しなければならなくなります。

ちなみに私は幼いころから字を書くのが好きでした。

幼稚園の頃に絵本に書いてあった字を真似して書いたのが始まりでした。絵を描くことよりも字を書くことが増えていき、いつのまにか字を書くことが好きになっていったのです。

小学生になると母親に頼んで近くの習字教室に通うようになりました。ここでも字を書くのが好きで、何時間やっていても決して飽きることはありませんでした。

そこでは鉛筆による硬筆も行なっていたので、そちらもやるようになりました。

中学生になると書道クラブに入りました。先生がすごく字が上手な人で憧れたのを覚えています。小学生の時よりも多くの字を書くようになり、更にのめり込んでいくようになりました。そのかいもあって、コンクールに応募して見事金賞を獲得できるまでになったのです。

時が過ぎて大人になると私は筆耕の求人があることを知りました。筆耕とは字を清書して報酬をもらえる仕事のことです。

現在は筆耕の仕事をメインとして字に携わる仕事をしています。

私は小学校から社会人になるまで書道を習っていました。小学校の頃は毛筆と鉛筆書きがありましたが、大人になってからは毛筆だけを練習し、師範の免状を取りました。

書に関係する仕事をしていたわけではないのですが、時折、書道教室の先生から筆耕の依頼を受け仕事をしたことがあります。先生は求人を出すより、自分の生徒に仕事を依頼する方が手っ取り早かったのでしょう。

仕事の内容は、主に結婚式や企業が主催するパーティの招待状や席札などの宛名書きです。通常は一通あたりの単価が決まっているようですが、私の場合は全ての宛名書きでいくらと言うような決め事で報酬をもらっていました。

筆耕の仕事は納期が決まっているし、宛名に関しては漢字の間違いは絶対に許されないので、値段の割には結構神経を使い大変だった記憶があります。

私の場合は本業が別にあり、副業としてお小遣い稼ぎ程度の仕事しかしていませんでしたが、最近ではパソコンなどの普及で、筆耕の仕事もあまりなくなったとのことです。

私は現在、筆耕という仕事に就いています。

筆耕とは既に書いてあるものを清書する仕事のことです。多くの人はこの仕事の存在すら知りませんが、身の回りに意外と筆耕によって書かれたものが多いのです。私がこの仕事に出会ったのは10代の時でした。

私は昔から習字や書道、硬筆やペン習字を習っていて、字を書くことが普通の人よりも多い環境に身を置いていました。このこともあり、字を書くことが自然と好きになり、自分でも生きがいに感じるようになりました。

高校生になって進路を考えた時、学校の書道の先生になろうか考えた時期がありました。しかし、その時筆耕という仕事が存在することを知ったのです。

私はよくよく考えてみると字を書くことが好きであり、人に字を書くことを教えるのは好きだと感じたことは1回もありませんでした。

高校を卒業すると筆耕の求人に応募して試験を受けました。すんなりと合格できたので、そこからこの年齢になるまで、ひたすら字を書く筆耕の仕事を行なっています。

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